「いってきます。」

お母さんと雅と悠に見送られ家を出た。

「んー。今日もいい天気。」

伸びをしながら歩き始める。

暫く歩いて桜道に辿りついた。

綺麗だな。と桜の木に見惚れていると
ある一点に注目し足を止めることに…

桜の木に背を持たれて座り寝ている男の人。

一歩一歩近づく。

よく見ると私と同じ制服だった。