好きになる方法。

「柴田先生笑うとかっこいいですね。」

先生が固まった。ピキーンって効果音が
つきそう。

「先生ー?柴田先「舜」え?」

「舜でいい。」

「いやいや、だめですよ。」

断った私にムッとなる柴田先生。

なんか可愛い、かも。

「「………………」」

長い沈黙に耐えられなくなって

「舜先生」

と小さい声で言った。

それでも先生の耳にはちゃんと聞こえた
みたいでニッと笑った。

あぁーこれが小説なら!そう思ったことは
黙っていよう。