「おーい!!!!唯斗は楽しみじゃ無いのかよ!」
「は……?なにをだよ」
「バレンタインだよ、楽しみじゃ無いのか?」
バレンタインなんていらないと俺は思う
女達は友チョコとかそーゆーのやってればいい
なぜ、男子にチョコを渡すのか…気が知れねーな
「バレンタインなんて楽しくもねーよ」
「そーだよな...唯斗は毎年捨てるほどもらってるもんな」
捨てるほどっつーか、捨ててるけどな
なに入ってっかわかんねーし、女が作ったもんとか食いたくねー。
「ねぇ、柚葉...今年、王子にチョコ作んの?」
「そんなん、作るに決まってるじゃん!!!!」
あ……瀬川 柚葉だ。
めちゃくちゃかわいい奴
ちっこくて、ほっとけないよーな奴
本音を言えば、こいつからチョコをもらえりゃーそれでじゅーぶん。
「柚葉...今年は何つくるの?」
「んー...トリュフとか...?」
「なぁ、聖夜...俺、チョコ貰うわ」
「まじ……だれからだよ...」
「あいつ……」
俺は瀬川 柚葉の方を指さした
「へぇ……やっぱりお前、瀬川さんのこと好きなんだな」
好きじゃねー。
気になってるだけだ...
「うっせー、誰があんなチビ……」
しょーかいすんの忘れてたけど
神谷 聖夜―Kamiya Seiya―
こいつはモテる。
ちょっと女遊びが激しいけどいいヤツだ。
根っからのクールで冷血男子。
「でも、瀬川さん、」

