そしてあたしはベッドにもう一度入り、 今度こそ眠りについた。 あした、材料を買って帰ろう。 そう思って。 チュンチュン……… まるで小説みたいに、 小鳥のさえずりで朝を迎えた。 「…んっ…」 部屋のカーテンを開け、 伸びをする。 「よし!」 そう意気込んで、 いつものように支度をした。 カバンを持って部屋を出るとき、 「あ!忘れてた!」