《仁side》


今日は忙しい1日だった…


けど、初めて
学校にいる友達ってもんが
好きになれた気がした。



優葉も守れたし、
友達も出来たし…


こんなんなら
最初から
正体明かしておけば
良かったって思った。



やっぱり俺には優葉が必要。


優葉がいなきゃ、
俺はきっと、ダサ男のまま
心閉ざしていた
まんまだった。


優葉、ありがとな。


優葉との下校中、
そんなことを考えてた。



そして今、
優葉が俺の部屋にいる。



『仁…??』



「…ぼーっとしてたわ。
おいで??」


優葉は俺の座ってる
ベッドの隣に
ちょこんと座った。



「膝の上って
意味だったんだけど…」


『えぇえ??重いからむり!!
あっ、
肩揉んであげるよ!!』


俺、ジジイみたい…

まあいいか…



「ねーねー優葉??
今日さ~金曜日なの。
だから泊まらない??」



超気持ちいい…



『ええっ??その…
まだ心の準備が…』



「抱き締めながら
寝るだけで充分。
優葉大事にだから…」



まあ俺、結構狼だけど…