友情関係の崩壊が
一番大きかった。




親友だった友達は
有名になった途端、
俺との関係のどこかに
一線引くようにになったし、
喋ったことのない子にも
コクられたりした。




俺の不注意なのに、
俺にケガをさせた子の親は
土下座して
泣きながら謝ったこともあった。



みんな有名になった途端
何か変わってしまった。


まるで俺に
壁を作ってるようで...


辛かったし、苦しかった。


大好きなサッカーを
初めて恨んだ。




だから俺は決めたんだ。



「どうせ、高校でも
つらい思いをするのなら、
この姿じゃなくなって
姿を明かさずに高校に通おう」