Bifore☆Afterな彼。




《仁side》



これから、今までよりもっと
お互いわかりあった
普通の生活
出来るとと思ってた。




また俺のせいでぶち壊し…




遅刻してやっと着いた
教室のドアの前。




いつもなら優葉に会うのが
嬉しくてたまんないドア。



今日は開けるにも開けられない…



優葉が責められてる…




あの写真の男は俺なのに…
なんでいわねぇんだ??


隠してんだ??



もしかして俺の昔の事を
心配してんのか…??




別に言ってもいいのに…



俺は
優葉だけ
いてくれれば十分なのに。




入るに入れない俺。

入ったら怒鳴り散らして
優葉の考えを
メチャクチャにしそうだから…



1人や2人殴り兼ねないし…



そしたらそれこそ謹慎処分だ。




ドアの前で
もどかしい思いをしてた俺に
飛び出してきた
女がぶつかった。



肩下の軽いセミロング、
細い手足、
甘すぎないサッパリした
柑橘系の香り…





間違えるはずがない、優葉だ。