夕空が頑張って働いて、お金を稼いで買ってくれたネックレス… 大事にする… 『泣いてたらイルミネーション見れねーだろ?』 「うぅ…」 夕空は笑ってアタシの涙を拭ってくれた。 頬に触れる手が冷たい… 『俺も、早くお前にもっと甘えたい』 「へ?」 『なんでもない』 小さく笑って夕空はアタシの手を握り、夜の街に輝くイルミネーションをみつめた。 綺麗な夕焼け空からのイルミネーション… なんて…素敵な景色なんだ。 胸いっぱいにこの綺麗な景色を詰め込むように目を凝らしてみつめた。