でも…
ゆっくり起き上がって、寝ている夕空の隣に行って夕空にもたれる。
「夕空、ありがとう」
『どーも…』
「へ!?」
左手でアタシを抱き寄せる…
『LINE…読んだんだろ?』
「うん」
『勝手にごめん』
「いいよ!だからありがとうなんだよ」
『ははっ』
ちょっとだけ笑った夕空はすぐ、シャーペンを置いて、アタシの額に触れる…
『寝ろ!』
「うぅぅぅ」
『今日は泊まらせるから。
晩ご飯は俺がお粥作るから、それまで寝てろ』
そう立ち上がった夕空は、アタシをお姫様抱っこする…
「は!?」
『バタバタするな、ほら…ゆっくり寝てろ?』
「…はーい。」
夕空は笑って、布団をかけてくれた。

