好きって、伝えたら




んん…ん?


目が覚めると、アタシは夕空のベッドで寝ていた…


まだちょっとクラクラするかも…


額にはタオルが乗せられていた。



「夕空…?」



机を見ると、シャーペンを握りながら問題集の上で寝ている夕空…


今…何時?


腕時計を見ると、針は20時を指していた。


やばっ!


スマホを見ると、お母さんから心配のLINEが入っていた…


って…え?


【凛時!彼氏いるなら言ってよ〜!
お母さんにも早く合わせてよね(*´꒳`*)】


と、最後にLINEが入っている。


は?


飛び起きて、LINEをちゃんと開くと…


【初めまして…えっと…凛時とお付き合いさせて頂いています。美眞 夕空と申します。今日、凛時が熱を出して僕の家にいるのですが、帰らすにも心配なので今日はこちらに泊めても大丈夫でしょうか?】


え?夕空が打ったの?


【あら!凛時の彼氏さん!?
私の娘がご迷惑を…(T ^ T)
ごめんなさいねー、では凛時を一晩よろしくお願いしちゃおうかしら!母】


【ありがとうございます!また明日、一緒に家まで送りますので…。】


【わざわざごめんね(>_<)
お願いします…!母】



私が寝ている間に…



だから、しばらく空いてから、最後にアタシ宛にさっきのメッセージか…



お母さん!!