好きって、伝えたら





とういう、さっきの甘い時間はどこに行ったのか…



『なんでこんな問題もわかんねーの?』


『お前、ほんとバカ?バカなの?』


『授業の何を聞いてたんだよ』



うぅぅぅ…なんでこうなるの?


さっきの甘い時間に戻してください…!



『…さっき、言えなかったあれ』


「あ、勉強教えてくれる代わりにってやつ?」


『…キス…させてよ。』



っ!!



「…いいよ。
そんなの…何回でも…夕空にだけ。」



すると、夕空は頬を赤らめて、目を逸らしたけど、気のせいかな?


口元が緩んだ気がした…



「アタシからもいい?」


『ん?』



首を傾げてアタシを見る夕空…



「赤点…免れたら、抱きしめさせて…」