そんな中で、気づけば放課後になってしまった。
創と紀衣はニヤニヤしながらアタシに手を振って帰っちゃったし…
教室に残るのは、隣で寝ている夕空だけ。
小さく寝息をたてて、スヤスヤ寝ている。
はぁー。
もう!!
ゆっくり夕空に近づいて、起こそうとしたけど…
可愛い寝顔をちょっと見たくなった…
机の横にしゃがんで、そっと前髪を触ってみる…
…やばい。
心臓の鼓動がドクドク跳ね上がる。
でも…触れたい。
頬を右手でゆっくり触れてみると…
ゆっくり目を開けて、アタシの右手を掴んだ夕空…
やばっ!!
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