「テスト…かぁー」 『何、そんなに困ることある?』 ジュースとメロンパンを両手に、夕空が帰ってきた。 「いや、だって、赤点取りたくないからさ…」 『は?赤点気にすんのかよ! そこは平均点以上とかを…』 「うぅぅぅ…」 寝てばっかなのに、成績優秀の夕空には、アタシの気持ちなんて分からないでしょうね! なんで、真面目に授業聞いてるアタシが… 『ったく。 まぁ、いいよ。 教えてあげる…』 へ?