いや、暑いのは創も同じはずなのに、創は未だ『暑い』と口にしていない… なんで!? シャーペンでプリントをつつく… アタシの目の前に広がるのは、白紙の回答欄だらけのプリント。 終わったのは現文に古典とコミュ英といった、書けば終わるものだけ。 まず、書くまでいけない数学に読書感想文は絶対に最後に残る! 『凛時、やらへんと終わらへんで?』 「ん〜〜〜ん…それは嫌だ。」 『ほらほら、この苗字は中下やけど成績は上位の中下 創がいるから!』 「自分で言うな!」