2-2 【希望への1歩】





いお 「はぁ、居候させてもらっているのに、ヒキニートなんて失礼で恥づかしいよなぁ、(けど、何もする気がない、悲しい、寂しい、苦しい、辛い、もしあの日に戻れたら僕はどうするだろうか、もしあの日
スキーをしに向かわなかったらみんな生きていただろうか。)
まあ、いまさらどうこうできるわけじゃない、いまさら・・・・・・。」

【すると突然、以前にもあったようなことがおきた。目の前が真っ暗になり、意識が遠くなっていく。】



???(さぁ〜て、おひさしぶりぃ〜、いおくん)


いお(やっと、きたか)


???(おぉ〜、待っててくれたなんて嬉しいねぇ。それで、決意はできたかい??、君はなにを望む??)

いお(僕は……ぼくは…………、過去に戻りたいッ!!、過去に戻って、大切な人を……、また大切な人と暮らしたいッ!!)


???(ほぉ〜、タイムスリップができるようになりたい、と。ほんとにそれでいい?)

いお(もう決めたこと、二言はないよ)


???(そうかい、それじゃあ君にギフトしよう、時を越える力を。君が目を覚ました時、すでに願いは叶えられてるよ、何か質問はある??)

いお(とくにないかな)


???(そっか、近いうちにこれまでにない辛い状況が君に襲いかかるかもしれないから、気をつけてねぇ〜、ばいびー)






僕は目が覚めた


よく考えたら、どうやったら過去に戻れるの?


あのとき質問しとけばよかった。