「今、君凄い危なかったんだよ!?」
「え?どうして!」
「ある人のせいで…
君の名前が流出して変な噂も流れてる」
ある人…名前…噂…。
なにそれ。
全く知らないんだけど。
「ある人って…?」
「泣かないでね。…川谷愛梨(カワタニアイリ)」
川谷…愛梨…
「う、そ…」
「ごめん、本当なんだよね…」
そう言って私に携帯を持たせた。
録音がしてある画面が映ってて
その再生ボタンを押すに押せ無くて
彼に視線を移した。
「俺の名前は健人。大橋健人。
2年だから君と一緒だよ!あ、B組!」
「…うん?」
「今はそれ聞けないんだよね?
君が聞きたいって言った時に聞かせる」
“色んな人に気を付けて
どんな人でも着いていかないんだよ?”
そう言い残して
彼は帰って行った。

