―2ヶ月前― 放課後、教室で勉強していた私。 私の他に誰も居なくて 静かだったから集中できていた。 「あれ?何してんの~?」 「あ、勉強…してますっ!」 急に話かけられたと思ったら 教室の中にずかずかと入って来て 私の前に立った男の人。 「へぇ~偉いね? 君、東城陽菜乃(トウジョウヒナノ)ちゃん?」 「そうですけど…?」 名乗ってもいないのに この人に名前が知られていて 正直、驚きよりも怖かった。 「今から良いかな? 予約してないけど、駄目?」 何を言ってるのかさっぱりだった。