優しさがキズ

『だから連れ出してくれたんですか?っていうか何も言わず来ちゃいましたけど大丈夫なんですか⁇」


そういえば拓斗先輩に引っ張られて勝手に抜け出してきたんだ。
今頃、迷子とか思われてるのかもしれない。


「一応、連絡はいれてある」


いつの間に…感心してしまう。


「別にお前のために連れ出したわけじゃない。どちらかといえばウジウジしてるやつ嫌いだし…」


ウジウジ??それは私のことをいっているんだろうか。
これは嫌味なのか?

『ウジウジなんて私してません!それに瞬輝先輩のことは好きじゃなくはないですけど…でも今のままでいいんです!それにお前って呼ばないでください!』


少しイラッとして少し大きな声で言い返した。
言い返したのに…なぜか拓斗先輩は”あははっ”と大爆笑。