優しさがキズ

食事が運ばれてくるまでくだらないことを話して盛り上がる。

「お待たせしました〜」

やっと運ばれてきたモーニングセット。
安いのに意外とボリュームがあって。お腹も空いていたのであっという間に食べ終わり、食後のコーヒーを飲みながら一息ついていると…

「あのさー佳奈の話聞いてて辛くなったりしない?」

ちょっと遠慮がちに話しかけられた。
やっぱり心配してたんだろうな。

『大丈夫だよ。むしろ気にさせちゃってごめんね』

笑顔を作って愛菜を見る。

『昨日も空気読んでくれて…でもあの欠伸はわざとらしすぎでしょ?』

思わず寝る前の愛菜を思い出して笑ってしまった。

「ちょっとーー笑うことなくない?人が気を利かせてあげたのに‼︎」

少し怒った愛菜に”ごめん、ごめん”と謝る。