優しさがキズ

「それより…くるみはいいの?」

主語はないけど…これは…

『瞬輝先輩?』


”そうそう”と首を縦に大きく振る愛菜。

やっぱり…私。

『好きだったみたい。』

今日確信した気持ち。

「いやいや、ずっと好きだったじゃん」

何?今更…的な顔で私を見てくる。


『今まではさ…なんだろ?ファン的な好きって感じだったんだけど…話してみたら瞬輝先輩自体が好きなんだなぁーって』

自分の中で感じた気持ちの変化を言葉にするとさらに実感が増してきた。


「そうかー、気持ちに気付けてよかったね」

嬉しそうに笑ってくれた。