優しさがキズ

「瞬輝先輩と一緒にトイレ行ったよ」

一緒にか…少し心がチクッとする。
でも、もう暗いし危ないからだろう。

”気になる?”と少し意地悪そうに聞く愛菜には微妙な笑顔しか返せなかった。


それから2人が戻ってきたけど、なんか少し打ち解けた感じ?そんな風に見えた。


なんか…私もトイレ行きたくなっちゃった…


『ごめんっ私もトイレ行ってくる』

横にいた愛菜にこっそり声をかける。
''私も”と立ち上がった。

2人で歩き出そうとすると”ついていこっか?”と伸也先輩。

「大丈夫ですから。くるみ行こう」

即答した愛菜に手を引かれた。