優しさがキズ

ムキになり始めたのか今度は背中と背中を合わせる。

”どっち?どっち?”とみんなに目を向けると瞬輝先輩が真横に来てじーっと私たちを見る。

瞬輝先輩が立っている方だけ緊張で汗がでそうだ。
少しだけ目線をやると真剣に悩んでいる横顔にクラクラと眩暈がすんじゃないかと思う。


瞬輝先輩の横顔に気を取られていると…


ふわっ………


⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈⁈


頭の上に瞬輝先輩の手が載る。

その途端に”ククックククッ”押し殺した笑いが聞こえた。

頭をポンポンッとされ

「くるみちゃんのほうが微妙に高いね」

ニコッと笑って私の顔を覗く。