いつか、ブログに書いたことがある。

結婚するまではまるで料理ができなくて、みそ汁に顆粒の出汁を入れるということさえ知らなかった。

でも、主人のためというよりは一人前の主婦になりたいがために書店からレシピ本を買い漁って、失敗を繰り返しながらようやく人並みに料理を作ることをおぼえた。


そうすることでしか、自分の存在の価値というものを保つことはできないと思っていたのだ。