「実はだ、3月の始め頃にフローレス一家でコンサートを開くんだ。
オレとアンジュと両親で演奏するんだよ。
見に来ないか?」
それを聞いたティア達6人は目を円くした。
「え?!アンジュって楽器できるの?!」
「えっう、うん」
驚きで目から鼻から口から全てが全開になったユリアが荒っぽくアンジュに掴みかかる。
レインがため息をはいてアンジュからユリアを引き剥がした。
「ほら、雛に襲いかかる猛獣みたいになってますよ、離れてください。
フローレスといえばあの演奏家夫婦が有名ですが、アンジュのご両親だったのですね。
アンジュも得意なんですか?」
「お父さんとお母さん程じゃないけど……。
ヴァイオリンやってるんだ」
フローレス夫婦はその手のことに興味がない人でもだいたいが知っているくらいの有名な演奏家夫婦だ。
夫のニケはチェロを、妻のケイはコントラバスの演奏家として活躍している。
「すごいじゃない。
ここにいる誰もヴァイオリンなんてカッコいいこと出来ないわよ、自信持ちなさい。
そういえば、ジュニ先輩はピアノやってましたっけ?」
ティアの問いかけにジュニは、はははと笑う。
「まあ、アンジュみたいにうまいわけじゃないけど、趣味程度にな。
そもそも、そっちに限界感じたから魔法士になろうと思ったんだけど」
オレとアンジュと両親で演奏するんだよ。
見に来ないか?」
それを聞いたティア達6人は目を円くした。
「え?!アンジュって楽器できるの?!」
「えっう、うん」
驚きで目から鼻から口から全てが全開になったユリアが荒っぽくアンジュに掴みかかる。
レインがため息をはいてアンジュからユリアを引き剥がした。
「ほら、雛に襲いかかる猛獣みたいになってますよ、離れてください。
フローレスといえばあの演奏家夫婦が有名ですが、アンジュのご両親だったのですね。
アンジュも得意なんですか?」
「お父さんとお母さん程じゃないけど……。
ヴァイオリンやってるんだ」
フローレス夫婦はその手のことに興味がない人でもだいたいが知っているくらいの有名な演奏家夫婦だ。
夫のニケはチェロを、妻のケイはコントラバスの演奏家として活躍している。
「すごいじゃない。
ここにいる誰もヴァイオリンなんてカッコいいこと出来ないわよ、自信持ちなさい。
そういえば、ジュニ先輩はピアノやってましたっけ?」
ティアの問いかけにジュニは、はははと笑う。
「まあ、アンジュみたいにうまいわけじゃないけど、趣味程度にな。
そもそも、そっちに限界感じたから魔法士になろうと思ったんだけど」



