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「はぁ、疲れたぁ」
ティアはやっと着いた寮の自分の部屋のベッドにダイブする。
部屋の家具はそれなりにいいものを揃えてあり、ベッドも低反発だ。
部屋には寝室、キッチン付リビング、バスルームがある。
一人にこれだけ宛がうなんて、随分贅沢だ。
この学校には四学年分、四つの寮棟が学校を中心に東西南北にあり、ティアの学年は東棟だ。
卒業まで部屋は変わらないという。
アンジュの部屋がティアの隣で、先程までアンジュがティアの部屋にいた。
「勉強教えてね!」と頼んできたアンジュを思い出し、ティアの頬が緩んだ。
いい気分の内に寝る準備をしてしまおうとティアは立ち上がる。
実際学校の中を覚えるために広い校内を歩き通しだったため、ティアの足には疲労がたまっていた。
疲れを癒すべく、浴槽に湯をはり、自作の入浴剤を入れてさっさと浸かる。
温かい湯の中で、ふと思い耽った。