魔法学校の最強魔法使い（ Ⅰ ）

目的の遊園地前の駅に降り立ったティア達。
ファイは勿論園外で待機だ。


「よし！じゃ、何乗る？」


ティアの遊園地定番の第一声に、


「メリーゴーランド！」

「ジェットコースター！」

「お化け屋敷！」


アンジュ、ユリア、ユーリからバラバラな意見が返ってくる。
ユール、レイン、ルカはそんな3人を眺め、興味無さげだ。


「それじゃ、じゃんけんして決めなさい。」


ティアの提案の元、じゃんけんする3人。
正々堂々の勝負の末、勝ったのは─


「おっしゃ！勝った！」


お化け屋敷希望のユーリだった。


「やった、楽しみだな」

「やだ！お化け屋敷やだ！」


希望が通ったユーリはうれしそうだが、アンジュは断固反対姿勢を崩さない。


「………」

「ほら、逃げないで下さい」


これまたお化け屋敷が苦手らしいユリアがこっそり逃げ出すのをレインが気付き引き止める。

かくして、7人のお化け屋敷探検が決行された。