数日後、クラス替えが行われた。
広い玄関ロビーにクラス表が張り出され、一年生達は必死になって自分の名前を探していた。
混雑するのを見越してかなり早い時間にクラスを確認しておいたティアは、人だかりの後ろの方で背伸びしてなんとか自分の名前を見ようとするアンジュとユリアを発見し、近づいていった。
「自分のクラスは分かった?二人とも」
「あ、ティア!ねね、全然見えないの!
ユリアに肩車してもらっても見えなくて……どうしよう」
「そんな事してたの…。
クラスなら私が見ておいたわよ」
「本当?!さっすがティア、頼りになる!
このユリア、あなた様を尊敬致しまするー!」
「ふざけてないで…」
「クラス見たってホントか、ティア?!
だったら俺らのも見たか?!」
「………」
ティアのセリフを遮ってきた声の主を確認すると、そこにいたのはユーリ。
ユーリの後ろにはユールとレインもいた。
「名簿は成績順ですから、昨日興奮して眠れなくて。
寝坊してしまったのですよ。三人揃って」
「クラスの人数制限もあるから希望したクラスに入ってないかもしれないし…どきどきしてたら寝れなかった」
「何やってんのよ、あなた達は……」
普段頭はまわるくせになぜこういうところでダメなのか……
ティアはため息をついた。
広い玄関ロビーにクラス表が張り出され、一年生達は必死になって自分の名前を探していた。
混雑するのを見越してかなり早い時間にクラスを確認しておいたティアは、人だかりの後ろの方で背伸びしてなんとか自分の名前を見ようとするアンジュとユリアを発見し、近づいていった。
「自分のクラスは分かった?二人とも」
「あ、ティア!ねね、全然見えないの!
ユリアに肩車してもらっても見えなくて……どうしよう」
「そんな事してたの…。
クラスなら私が見ておいたわよ」
「本当?!さっすがティア、頼りになる!
このユリア、あなた様を尊敬致しまするー!」
「ふざけてないで…」
「クラス見たってホントか、ティア?!
だったら俺らのも見たか?!」
「………」
ティアのセリフを遮ってきた声の主を確認すると、そこにいたのはユーリ。
ユーリの後ろにはユールとレインもいた。
「名簿は成績順ですから、昨日興奮して眠れなくて。
寝坊してしまったのですよ。三人揃って」
「クラスの人数制限もあるから希望したクラスに入ってないかもしれないし…どきどきしてたら寝れなかった」
「何やってんのよ、あなた達は……」
普段頭はまわるくせになぜこういうところでダメなのか……
ティアはため息をついた。