しかしティアはすぐ、持っていたショルダーバッグから大きなビンと袋を取り出すと、巨大蛇の解体にかかった。
流れ出る血をビンに集めつつ、大小様々な袋に、皮や骨などを部位ごとに分けてつめていく。
全て終わった後、ようやくティアは一息ついた。
「…ったく、一人で学校行かせるのは心配なくせに、一人でこんな巨大蛇退治させるのは心配じゃないのかしら、あの父親は。
…っていうかどんな魔物かぐらい教えなさいっつーのよ全く」
溜まっていた愚痴を一気に吐き出す。
こんな仕事、退治した魔物からとれた素材を全部貰えるのでなければ、何言ってんだバカと突っぱねるところだ。
ティアは手に入れた戦利品を"全て"ショルダーバッグにつめこみ、ファイに乗って、皆の待っている学校を目指した。
────────
───────
──────
「あれ、ティア、おかえり」
「ただいま、みんな。
ごめんね今日いなくて」
「別に構いませんよ、ティアだって用事くらいあるでしょうし。」
「なぁなぁ、何してたんだよ、昼休みの間」
「ちょっと家で呼ばれてね。
ちゃんと用事は済ませてきたわ」
「そっか、良かった。
でさ、ちょっと聞いた?!
さっきペガサスが学校来たんだって!
すごいよ!ペガサスだよ!見に行ってみない?!」
「え…そ、そうなんだ……それはすごいね……。
……うん、私はいいや。ユリア見に行ってきて」
「え、そう?
じゃいいや、私見に行ってくるね!」
「あ、待って!わたしも行く!」
「…………」
「…アンジュも行っちゃったけど…。
ねぇねぇ、ペガサスってもしかしてティアの?」
「…うん、そう……。」
「では、今まで魔物退治に行っていたんですか?」
「相変わらず忙しーなーお前」
「うん……そうね……」
流れ出る血をビンに集めつつ、大小様々な袋に、皮や骨などを部位ごとに分けてつめていく。
全て終わった後、ようやくティアは一息ついた。
「…ったく、一人で学校行かせるのは心配なくせに、一人でこんな巨大蛇退治させるのは心配じゃないのかしら、あの父親は。
…っていうかどんな魔物かぐらい教えなさいっつーのよ全く」
溜まっていた愚痴を一気に吐き出す。
こんな仕事、退治した魔物からとれた素材を全部貰えるのでなければ、何言ってんだバカと突っぱねるところだ。
ティアは手に入れた戦利品を"全て"ショルダーバッグにつめこみ、ファイに乗って、皆の待っている学校を目指した。
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「あれ、ティア、おかえり」
「ただいま、みんな。
ごめんね今日いなくて」
「別に構いませんよ、ティアだって用事くらいあるでしょうし。」
「なぁなぁ、何してたんだよ、昼休みの間」
「ちょっと家で呼ばれてね。
ちゃんと用事は済ませてきたわ」
「そっか、良かった。
でさ、ちょっと聞いた?!
さっきペガサスが学校来たんだって!
すごいよ!ペガサスだよ!見に行ってみない?!」
「え…そ、そうなんだ……それはすごいね……。
……うん、私はいいや。ユリア見に行ってきて」
「え、そう?
じゃいいや、私見に行ってくるね!」
「あ、待って!わたしも行く!」
「…………」
「…アンジュも行っちゃったけど…。
ねぇねぇ、ペガサスってもしかしてティアの?」
「…うん、そう……。」
「では、今まで魔物退治に行っていたんですか?」
「相変わらず忙しーなーお前」
「うん……そうね……」



