次の時間は魔法の実技練習で、生徒達は意気揚々と体育館へ集合した。
体育館も他の施設と同じく、端から端まで300メートルあるだろうかというバカでかいものだ。
神経質な初老の先生フセインが、基礎魔法の復習をさせて生徒の実力の確認をしていく。
それが終わった生徒達は自由に使える魔法の自慢をしたり、おしゃべりしたりしていた。
ティアとアンジュも又、魔法の練習をしつつおしゃべりを楽しんでいた。
アンジュは手に杖を持っているが、ティアはその隣に手ぶらで突っ立っている。
周囲はそんなティアを訝しげに見ていたが、当の本人は全く気にしていなかった。
「アンジュは杖を使ってるの?」
「うん。
これお兄ちゃんのお下がりでね、小学校入ったときからずっと使ってるの。
お父さんとお母さんが新しいの買ってあげるって言ってるんだけど、どんなのがいいかよく分からなくて」
「んー…まぁ、冬休みまで3ヶ月あるし、魔法使いながらどんなのがいいか考えてみればいいんじゃない?
どこのがいいか分からなかったら、オススメのとこ教えるわよ」
「本当?ありがとう!」
体育館も他の施設と同じく、端から端まで300メートルあるだろうかというバカでかいものだ。
神経質な初老の先生フセインが、基礎魔法の復習をさせて生徒の実力の確認をしていく。
それが終わった生徒達は自由に使える魔法の自慢をしたり、おしゃべりしたりしていた。
ティアとアンジュも又、魔法の練習をしつつおしゃべりを楽しんでいた。
アンジュは手に杖を持っているが、ティアはその隣に手ぶらで突っ立っている。
周囲はそんなティアを訝しげに見ていたが、当の本人は全く気にしていなかった。
「アンジュは杖を使ってるの?」
「うん。
これお兄ちゃんのお下がりでね、小学校入ったときからずっと使ってるの。
お父さんとお母さんが新しいの買ってあげるって言ってるんだけど、どんなのがいいかよく分からなくて」
「んー…まぁ、冬休みまで3ヶ月あるし、魔法使いながらどんなのがいいか考えてみればいいんじゃない?
どこのがいいか分からなかったら、オススメのとこ教えるわよ」
「本当?ありがとう!」



