うちらの中学校はふたつの小学校が合体してるから、半分はほとんど知ってる人やけどあとの半分は全く知らない人。



どんなクラスになるんかな
なりたかった人とは一緒になれたし、そこは満足
でもクラスがおもしろくなかったらイヤやなぁ



そんな期待と不安を胸に膨らませながら、階段を上っていた。





「あかねばいばーい!
先終わった方が、お互いのクラスの前で集合なー」


「はーい」



3組の祐未と手を振り合って、5組に向かう。




ーーーガラガラッ



ドアを開けると、クラスの半分ぐらいの人が来ていて、自分の席に座ったり友達としゃべったりしていた。



黒板に貼ってある紙で自分の席を確認してから、顔見知りの子たちがしゃべっている所へ足を運んだ。