「あかね5組やんな?
クラス離れたなぁ」


「そうやなー。
さみしいな…」


「えー、べつに
もういい加減別クラでいーやろって思ってたところやしー?」


「つめたっ!
うわー薄情なヤツやなお前は。
てか、この前も、」


「あ、それぞれのクラスに上がるみたいやで! はよいこっ」


「なんでいつも人の話を最後まで聞かないのあなたは。」



いっつも祐未はそうや


心のなかで不貞腐れながら彼女の後についていった。



周りには同じ制服を着た小学校の顔見知りが沢山いる。