好きやねん




「あのさ、」


「うん」



響輝はゆっくりと顔を上げ、部活中のような真剣な表情をみせた。




うちは意を決して大きく息を吸う。








後悔したくない


ただ、「好きやねん」って伝えたい










「うちさ、響輝のことがっーーーーー」











頬を紅く染めたキミは、うちの大好きな笑顔で大きく頷いた。








「俺も、あかねのことーーーーー」








『好きやねん』




*fin