「えっと…告白はされてへんよ
うちが、響輝を好きなだけ…です
あっちはうちのことなんも思っないやろうし、さっきのはちょっと…響輝が失言をしてしまってね…」
あぁー勢いに任せて言ってしまった。
「やっぱりー！！
二人めっちゃ仲良いしな！」
「羨ましい〜」
「羨ましい？なんで？」
「だって、竹中ってフレンドリーやと思うけどあんま自分からは女子に話しかけへんよな〜」
「そうそう。あかねぐらいにしか話しかけるの見たことないって！」
「絶対あかねちゃんのこと好きやろ〜」
そんなことってあるん？
頬が再び熱をもつ。
ほんまにそうやとしたら、こんなに嬉しいことってない
「ってことで〜」
「いまから告っちゃえ！！」
「……え？
ドン、と体を押されて気づけば教室の中。
突然のことで状況が理解できず、ぼーっと教室内を見渡す。
と、同じようにぼーっと床に座り込んでいる響輝と目があった。
