「じゃあさ、駅前のイルミネーション見に行かね?結構綺麗だって友達が言っててさ!」


なんて、

雰囲気いい感じのデートスポットどっかねえ?って色んな奴に聞きまわったんだけど。



「うん!イルミネーションすき!!」

無邪気に笑う陽菜。


俺、陽菜の笑顔の為ならなんでも出来る気がするわ。



「んじゃ、行くか。」

自然と陽菜の手に触れる。


「うん!」

陽菜は俺の気持ちに答えるように、手を繋いできた。