やっとのことで補習が終わり、私は帰る準備をはじめた。
「やっと終わったよぉ~!!!もう疲れたーっ!!!」
はっ!じ、時間は?!
まだ間に合うかな...???
腕時計に目をうつすとまだ少しだけ時間がありそうだ。
「良かったーっ!!!急げば、お巡りさんに会えるっ」
嬉しさのあまり意味もなくぴょんぴょんと飛び跳ねる。
「ぷっ!何してるの?猫田さん」
ーっ?!?!え?!
いつの間にか教室のドアのところにクラスメイトの神崎君が立っていた。
恥ずかしいよ〜...///
自分の顔がみるみる熱くなる。
神崎君は学年一のイケメンで女子にすごい人気。
運動も勉強もできて私とは全く比べものにならない...
「ユニホーム...?」
そういえば、サッカー部だったっけ?
二年でエースってみんな騒いでたような...
「あー、さっきまで部活で今から帰るとこ!そういう猫田さんは?」
「前のテストで赤点とっちゃって///
補習受けてたんだ!私も今から帰るの」
赤点と聞いてクスクス笑う神崎君...
ぅー///笑われてる....//////
「もう外暗いけど平気?」
さすが、女子にモテモテの神崎君は優しいんだなぁ....って
あー!!!!!!!時間っ!!!
