急にドアが開いて入ってきたのは、
明るめの茶髪で少しチャラチャラした感じのかっこいい男の人だった。
お巡りさんと同じ格好…
この人も警察官…なのかな?
『面倒な奴に見られた…はぁ…』
お巡りさんが怪訝な顔をして、その人から顔を背ける。
「親友に向かって面倒とかー!」
『お前の事を親友だと思ったことは一度も無い。』
「ひどっ!」
お巡りさんは嫌がってるけどきっと仲がいいんだろうな…
いつの間にか涙が止まってついクスっと
笑ってしまった。
すると2人はぎょっとした顔をして私を見つめた。
えっ?えっ?
『この子が昴の…そりゃ最近、嬉しそうなわけだ〜』
ウンウンと納得するように頷くその人。
すると後ろからお巡りさんが…
ゴツンッ!!!!!!
とげんこつ。
「いってぇええ〜!!!」
???何の話?それよりも…
い、痛そう〜…
『馬鹿な事を言うな。ところで今日の書類はまとめ終わったのか?』
