交番についた私たちは、小さな事情聴取用の小部屋にいた。
さっきからお巡りさん、一言も話さない...
嫌われちゃったのかな...うぅ
向かい合わせで座ってるのにしんと静まり返った部屋は気まずい空気が流れる。
『はぁ...』
何も話さなかったお巡りさんがため息をついた。
ガタンッ!
お巡りさんは乱暴に椅子から立ち上がり、私の目の前に立つ。
?!?!?
ち、ちかいよぉ....///
自分の顔がみるみる赤くなっていく。
『この阿呆!!!あんな時間に一人でフラフラ歩いてたら、変な奴に絡まれる事くらい分かるだろう?!』
びくっつ!!!
.....う。お巡りさんすごい怒ってる....。
突然の罵声に思わず目をつぶる。
怖さと安心感で私の涙腺はもう一度ボロボロと崩れた。
「ごめっひっ...んな...さぃ...。だってお...巡りさんに...っひ会ぃ..たかったからっ...」
『…///?!わ、悪ぃっ少し言い過ぎ…』
ガチャ
「あー昴が、女子高生泣かせてるー!」
