急いで教室に戻ろうとすると、


後ろから手首を掴まれた。


「え?」


後ろに振り返ってみると、

知らない男の子がいた。


「えっ、、、だれ?」 


「急に悪かったな。俺は、3組の
阿多華唯斗(アタカ ユイト)」


「ゆ、勇人!?」


「ゆ、い、と!」


なんだ、唯斗かぁ。


「あ、私は、如月里見だよっ♪」


「知ってる。」


「な、なんで?」

「…俺、天才だから、、、」


理由になってなくない?


「まぁ、いいや。とにかく!離してくんない?遅刻扱いになっちゃう。」


「あぁ、すまん。」


って言ったくせに離してはくれない。