桜の木が3本並んでて
そこを過ぎたらポップな服屋さん。
角を曲がって坂を下る。

“mystery”

そう書かれている看板の奥で
私は彼と出逢った。


「いらっしゃいませ」

「あ、どうもっ」


オシャレなお店。
お客さんを見渡せば綺麗で
キラキラの豪華な
ドレスを着ている人ばかり。


私…こんな所に来て良かった?
場違いな気がする…


「お客様?」

「あっ、ごめんなさいっ
私用事あったの忘れててっ!」


そう言ってお店を出ようと
出口まで進んだ。