「やっよっいー!」
後ろから誰かに抱きつかれた。
「も〜七瀬私が昨日1日休んだだけでそんなに寂しかった?」
「あたりめーだろ。やっぱ弥生がいねーと駄目だわ。俺」
私、佐々木弥生に抱きついたまま片本七瀬はそう呟いてきた。
「…っ仕方ないなあ〜後で構ってあげよう。」
ふふ、七瀬ってば本当に私の事が好きなんだから。
「おいおい、朝から見せつけんなよ」
「くぅ片本め俺らのやよいっちに抱きつきやがって」
うふふ、今日も男子たちの声が聞こえる。
まぁ自分で言うのも何だけど、私ってぇ可愛いからあモテるワケよ。
てか、学校1の美少女じゃない?

「おーい転校生を紹介するぞ」
ドアをガラッと開けて2‐B組担任が入ってきた。
それと同時にみんな興奮状態になった。
「えっまじかよ。」
「せんせーいその子は女の子ですかぁー男の子ですかぁー?」
「まぁ見ればわかる。入って来い」

ガラッ

「……っ」
長く細い脚が見えた瞬間息を呑んだ。
長く漆黒の黒のストレートな髪の毛
色白の小顔には真っ黒な瞳は驚く程大きい。
長いまつ毛が覗いている。

「大神レオナです。どうぞ仲良くしてくださいっ!」
テヘッと照れ笑いを浮かべながら大神レオナは挨拶をした。