「はじめまして。黒木 夏羽です。
よろしくお願いします。」


やばい、めっちゃ緊張する。


みんなの拍手が痛いくらいきこえる


急に決まったお父さんの転勤。


せっかく友達もできて楽しかったのに


その場を離れないといけなくなった。


華咲学園…




「黒木の席はー…窓際の端っこなー!」


先生はそういって一番後の席を指さした


そして指示されたところに座った


ホームルームがおわってみんながわーわーきゃーきゃーしだした


どうしよう…。なじめる自信が無い。


自分の席に座って、かたまっていると


「黒木さん?だったよね?」


「あ!はい!」そういって私は顔をあげてすっごくびっくりした


え、めっちゃ綺麗な子…。

二重なのにキリッとした目。

スラットした身長。

長くてまっすぐできれいな黒髪。

これぞ美女!って感じ。。



「かわいいねw黒木さん」


あれ?おもってたのとちがうぞ?w

なんかもっとエレガントなお方だとおもってた…

まさかこんなに男っぽく喋るとはおもってなかった…


「ぜ、ぜんぜん!かわいくないよ!」


あ、まって、なんて名前なんだそのひと。



ちょっと1人でパニックってると彼女は私の心をよみとったかのように


「河野 七海です!よろしくね!」


そういってニコッとした

あ、やばい、めっちゃかわいい


女の子の私でもドキってした