「あ、私もう行くね。琳も待ってると思うし。」 私は気まずくなって荷物を持って立ち上がった。 「え、もう行くの?」 旭が私を不思議そうに見る。 や、やめてよバカ。 ほんと、男はバカだよね。 少しは私の気持ちを考えなさいよ… 「じゃ、ごゆっくり。」 「またね!葉月ちゃん!」 大山さんが手を振る。 …あぁもうやだやだ。 あんなの見たくもない。