「フン。俺がかばってなかったらどうなってか。」 ほら、すぐそうやってそっぽを向く。 旭は昔から何考えてるのか分からない。 別に知りたくもないけれど。 「お前さ…その運動オンチどうにかならねぇの?」 「はぁ?!失礼な…!!面と向かってそれ言う?!」 「だって見てて呆れるぜ〜。そんなんでへこたれてたら、テニスなんかできねぇよ。」 「そ、それは分かってるよ…」 「…よし、決めた。」 イキナリ旭が立ち上がるから、氷の袋を落としそうになった。