そして、今日5時。 学校から一旦家に帰り、荷物を置いて約束の公園に向かった。 「旭ー?あれ、まだいないのか。」 「わっ!」 「わっ!!!!!!って、旭おどかさないでよ!」 「悪い悪い。ここ来ると、子供の頃に戻った気分になるんだよ。」 確かにそれ、分かるかも。 この公園のあらゆる場所でいろんなことして遊んだ記憶が鮮明に思い出される。 「今日はなんで呼び出したの?」 「ちょっと来いよ。」 旭は私の手を握って、ある大きな木の前に連れて行った。