「まじ?さんきゅ。」 「えーずるーい!私も教えてあげる!」 「私もーーーー!!!」 軽く旭争奪戦の縮図を見た気がする。 「はぁ……」 私は静かになった机に突っ伏す。 旭から見れば恋愛対象にもならないよね…私なんか。 幼馴染っていう関係は持ってるけど、これ以上近い存在になれないのがキツイ。 あいつが一度でも私を女としてみたことがあっただろうか? ……考えるまでもないか。 周りからすれば一番近い女の子なのかもしれないけど、私にとっては壁なんだよなぁ… うーん。切ない。