「………なんだ、それ。」 琳が呆れ顔で私の肩に手を置く。 「そこはチャンスと捉えるのが普通でしょーが。」 「ゔっ……そ、そうなんだけどさぁ…」 でもフツーでいられる自信なんかないよぉっ! 「だってキス………」 「え?なんて言った?」 「うあーーーっ!なんでもないです、ハイ!」 口を滑らせるところだった… 琳はまだ例の留守番事件のことを知らない。