あ そ ぼ

気が張りながら授業を
受けていたら5時間目も終わり、
帰りの会の時間になっていた…

高橋の帰りの挨拶の声にも
緊張する、この後
“いじめのこと”を
話するんじゃないかとか…

でも、そんなこともなく
放課後になった。
まだチクッてなかったのか?…
柄にもなく気を遣っていると…

――ガラガラッ…ピシャン。

教室のドアを閉めたのは
望希だった。

そして気づいた

今、残っているのは
典子、春樹、純平、卓也、
雅信、乃亜たち、大河、
幹雄、望希、俺…

皆が望希の方を向き、止まった