“瑠美”はこのクラス内では
触れてはいけないタブーな存在に
なってしまったため、
次々と顔色が青ざめていく
クラスメートたち…

「あ〜ぁ…あいつのことか…
…ま、今さら
何をど-しよってんだよ?」

その態度に眉間にしわを寄せる
春樹とは対照的に



「あいつ………
死んじまったんだからさ。」



重い言葉を軽くポロリと呟いた
淳史はこの教室から
ふらりと出ていった…。

この後、
教室内から出ようとする人は
誰一人居なかった…
重い空気感に俯く皆…

その中で一際
深刻な面持ちの生徒が居た、
その少女は机が振動で
震えるぐらい
貧乏揺すりをしていた…