終わらない英雄の記憶

私とすれ違いに王の部屋にいた人たちは、この部屋から出て行った。




この部屋に私と王しかいないと確認し、私は座る王に近づいた跪いた。




「お久しぶりですね、いや最近会いましたもんね」



「まさか帰ってきていたとは思わんかった。長い旅、お疲れ」



跪いている私の体を、王はギュッと抱きしめた。



ちなみに王は私の父の親友で、昔から顔見知りの仲。



お互いプライベートの時は、敬語なし。



いつの間にか暗黙のルールとなっていた。