終わらない英雄の記憶

血のつながっている親子で無理だったら、他人なんて出来っこない。



威張る私の本心を悟りとった神は、王の部屋に着くまで無言だった。



廊下を真っ直ぐに進み、目の前には大きな金色の扉。



やっと、着いたよ……。



扉をトントン、と軽くノックして入った。



「新人メイドのマディー・アイランドです。ご挨拶をしに参りました」



椅子に座る王に深く礼をした。



「すまないが皆のものよ、2人きりで話をさせてくれ。
出来れば、大広間で休憩していてくれ」



戦争時とは違い、顔を隠すものがない私はすぐに王にバレる。



そして私が来たということは、2人きりで話がしたいということでもある。